風巻大翼 スケートクリニック インドネシア
インドネシア、ジャカルタ近郊のブカシ市で風巻大翼のスケートクリニックが、国際交流基金アジアセンター アジア・市民交流助成のもと、スケート・スポーツ次世代人材発掘プロジェクトの一環として開催されました。https://www.jpf.go.jp/j/program/ac.html
写真はダブルプッシュを学び短時間でマスターした少女。
元全日本チャンピオンで海外でも多くの成績を残した経験を活かした講習会が行われました。how to easy double push(簡単なダブルプッシュのやり方)と題し、下は6歳から上はインドネシア代表選手までの計300人近いスケーターが受講。英語での講習になる為、元インドネシアチャンピオンのエリさんが通訳をしています。
説明、デモンストレーション、実践の繰り返しで体に技術を覚えさせます。
お互いに言葉が通じない同士。細かい説明をしなくとも分かってもらえるような工夫の一つがリズムや手拍子です。動作切り替えの時に手拍子を入れるなど、感覚的に伝える事が重要です。
受講者は子供のスケーターが多く、時間帯によってはほぼ100%小学校低学年のスケーターでした。英語が通じなくても分かりやすいようにジェスチャーを加えながら講習をしています。誰もがわかりやすいよう、パート、パートを区切りながら丁寧に教えています。
簡単なグループ分けをし、同じことをするのにもやり方を変えながら行っています。
お互い言葉が通じなくても同じスポーツを通して行う事なので、意外に意思の疎通ができるものです。
この日は講習会の後も沢山の記念撮影やセルフィーを撮りました。
炎天下の中でしたが、途切れることなく子供たちに囲まれ、大盛況の講習会でした。
実を言うと当日まで参加者が集まらなかったらどうしよう...と心配をしていました。
日本とインドネシアの感覚はかなり異なり、イベントが計画通りに行われるか不安があった為です。
講習会の最後はお楽しみのプレゼント。二人一組でじゃんけんをし、残り約10人になってから私と直接対決!
勝者には浴衣がプレゼントされました。初めて着る浴衣に大興奮の様子です。
日本とインドネシアの友好が、このイベントを通じて更に深まる事を祈っています。
11月にはインドネシアのスケーターが来日します。
日本のスケーターの皆様、スケートを通じて異文化交流を楽しみましょう~!
写真 photo : Andy Azmin
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